家の物置で眠っていた初代Ryzenと、その他のパーツを使って小型PCを組み立てました。
AMDのRyzenプロセッサも既にSocket AM5に移行しつつありますが、ここで初心に戻ってRyzen 7 1700で1台組みたいと思います。 最近のCPU事情はよく知らないのですが、もう8000番台(APU)まで行っているんですね。CPUとマザボがお高い!
余っているパーツを使い、可能な限り小型かつ低予算で組み上げるのをコンセプトとしました。 イマドキ巨大なフルタワーケースってのも、どうなんだろうか。個人的には邪魔かな…。
8コア16スレッドのCPUです。もう6年も前の製品ということに驚き。当時は上位モデルよりも、こちらを購入してオーバークロックを楽しむ方が多かった気がします。私もその一人でした。
最近はオーバークロックしてぶん回すよりも、電圧絞ったりクロック下げたりする方が好きですね。電気代も高くなってるし。
中国のDongguan JGINYUE Electronic Technologyが出しているB350チップセット搭載のマザーボードです。有名どころが出している現行のマザーボードは初代Ryzenをサポートしないものがほとんどで、結局中華マザーボードになりました。
値段は送料込みで9,642円でした。あれ?結構お安い。
白と黒を基調としているちょっとカッコいいマザーボードです。 安めのITXマザーボードにも拘らず、NVMe SSDが2つ接続可能なのも嬉しいところ。
Wi-FiインターフェースはNGFF M.2カードに対応しています。付属はしないので別途購入してください。
商品ページの写真では挿す端子が隠されているので見えないですが、ちゃんと存在するのでご安心を。
こんな感じでセットして、マザーボード上の端子に接続します。
ちゃんと技適が通ったAX210を使いました。
また、BIOSのリセットボタンがバックパネルにあります。設定を詰めすぎて起動しなくなったときに便利。ジャンパピンをショートさせるやり方は正直面倒なので、とてもありがたいです。
欠点としては、付属品がSATAケーブル1本とバックプレートだけなところ。ただ今回はSATAケーブルなんて使わないので無問題ですね。
ITXサイズのマザーボードを取り付けられる小型ケースです。上部に持ち手がついています。グラフィックボードは、マザーボードと反対側にセットし、ライザーケーブルを通して接続するタイプです。 2スロット厚までのグラフィックボードに対応。今回はライザーケーブル付きのモデルを購入しました。送料が高かった…。
一応、電源ボタンの横にUSB3.0の口が1個あります。
その筋では有名なHiksemiのSSDです。Ecoのモデルが低発熱、低消費電力という話を耳にしたので購入しました。
ケースに収まる高さの白いCPUクーラー。外からの見栄えを気にして購入しましたが、ケースのメッシュが邪魔してあまり見えなかったです。 グリスは付属のものではなく、昔から愛用しているGC-Extremeを使用しました。伸ばしやすく熱伝導率も高いのでおすすめ。
パーツ名 | 名称 | 備考 |
---|---|---|
メモリ | Team DDR4-2400MHz 8GBx2 | あまりもの |
グラフィックボード | Radeon VII 16GB | マイニング上がりのものを流用 |
電源ユニット | KRPW-SXP600W/90+ | SFX電源は手元にないので新規購入 |
グラフィックボードは、マイニング上がりで行き場のないRadeon VIIを搭載することにしました。
KRPW-SXP600W/90+はファンの音がうるさいというレビューが多かったですが、これを除外するとお財布的にも厳しいので目を瞑ってます。 はい、レビュー通りの動作音でした。
ケース付属の説明書に沿って組み立てました。いつも緊張するのがこのフェーズ。ここでちゃんと電源つかないと、バラして組みなおさないといけないのが辛い。 今回は特に問題なく起動し、UEFI画面を拝めました。
デフォルトは中国語なので英語に切り替えましょう。日本語設定はありません。
OC Ryzenといえばメモリーのオーバークロックですが、今回は定格で運用します。
CPUの周波数は2.7GHzに下げ、かつ電圧も影響の出ない範囲で下げてあります。
中華製のマザーボードを使っての自作は初めてでしたが、思っていたよりも完成度が高くて驚きでした。こういうマザーボードを国内のPCショップでも扱ってくれると嬉しいんだけどな…。 せっかくRadeon VIIを組み込んだので、AI関係を動かしてみようかな。